https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1910/27/news003.html
企画展「あにまるず ANIMAL × Zoo ―どうぶつの考古学―」では他にも、猫の肉球の跡がはっきりと残った古墳時代終末期の須恵器や、くるりと巻いた尻尾がかわいい犬のはにわ、弥生時代前期のクマ形土器など、動物たちと関連する考古資料を展示。
ムササビ
ムササビ
クマ
クマ
亀にしか見えない…
岩手県花巻市の遺跡から出土した弥生時代前期のクマ形土器。大きくあけた口には歯をイメージした刻み目も施されています。胸の部分にU字状の線があることからツキノワグマを表していると考えられます。
犬
犬
福島県本宮市で出土した古墳時代中期のイヌのはにわです。約1600年前の本宮市にはこんなイヌが人と暮らしていたのでしょうか、くるりんと巻いた尻尾がとても愛らしいですね。はにわのイヌはイノシシとセットで出土することが多く、狩猟のシーンを構成していると考えられます。
猫
福島県郡山市で出土した縄文時代の土製品。手のりサイズというこちら、丸いお顔に耳のようなとんがりがつき、どう見ても猫にしか見えません。しかし、イエネコは縄文時代には見つかっていないそうで、この土製品が何なのかはわかっていないとのこと。
番外編
猫の肉球付き
兵庫県姫路市で出土した古墳時代終末期の須恵器。「ネコ踏んじゃった文様」とでも言いましょうか、器が生乾き状態の時にネコが踏んだと考えられ、肉球の跡がくっきり残っています。須恵器工房にいたネコの仕業でしょうか。